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王将 [DVD]

4.1 5つ星のうち4.1 28個の評価

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価格
新品 中古品
DVD 通常版 ¥2,102 ¥1,771
DVD 通常版
¥5,000 ¥1,286
DVD 1枚組
¥680
フォーマット ドルビー, ブラック&ホワイト
コントリビュータ 水戸光子, 三條美紀, 伊藤大輔, 阪東妻三郎
言語 日本語
稼働時間 1 時間 33 分

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商品の説明

【ストーリー】
不世出の将棋指し、坂田三吉を描く伝記ヒューマン・ドラマ。
坂田は藁草履職人で長屋暮らしをしているが、三度の飯より将棋が好き。
家財道具も仏壇も幼い娘の着物までも質に入れて会費を捻出、将棋大会に出かけてしまうが、どこか憎めない。
妻の小春と娘の玉江が、そんな坂田を温かく見守る。

【キャスト】
阪東妻三郎/水戸光子/三條美紀

【スタッフ】
原作:北条秀司
監督・脚本:伊藤大輔

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988111284075
  • 監督 ‏ : ‎ 伊藤大輔
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, ブラック&ホワイト
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 33 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/9/28
  • 出演 ‏ : ‎ 阪東妻三郎, 水戸光子, 三條美紀
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 角川エンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B000SM2NO6
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 28個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
28グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年7月17日に日本でレビュー済み
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このDVD
将棋の鬼・坂田三吉の半生を描いた将棋好きによっては、最高に映画です。
坂田三吉役の阪東妻三郎の名演技と、伊藤大輔監督の将棋は指すだけのゲームなのに、色々内容を付け、
映画化にし、面白可笑しく表現して、すばらしい監督です。
映画内容では
大阪に住む坂田三吉の将棋に対する情熱と、ひたすら関根との対局で勝利を目指すところがすばらしいです。
2023年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治三十九年大阪。「お母ちゃん、あれお父ちゃんちがうか?どこ行きはるんやろ。えらそうに羽織なんか着て」将棋大會々場。「三吉。あのう坂田三吉さんで」「ううん、天王寺の三なんや」「お見逸れしました、さァどうぞ」「へえ、あれが大阪の素人名人とかと評判の」深く長くお辞儀をして対局したが、次々と勝っていく。「千日手になるんとちゃうか」娘が質屋通いの母に「あれ道楽ちがうねん、あんなのなあ将棋極道いうんやで」坂田三吉(阪東妻三郎)が商品をごっそり持って通天閣近くの長屋に帰ってきた。近所の人が「小春さん家出の支度の最中やで」三吉が小春(水戸光子)に「すまんかった」と質に入れた仏壇を下ろした。千日手で玄人の七段名人に負けた三吉は、玄人になると誓う。娘のさくらのべべを質に入れ、大阪朝日新聞社主催の将棋大会に出場するが、母は娘と鉄道で心中しようとする。知らせを聞いた三吉は急いで長屋へ駆けつける。ここの移動撮影は伊藤大輔ならではのものである。夕方、通天閣のネオンが灯る長屋の連中が無事に帰った2人を迎えた。「あんなあ、お盆じゃちゅうのにきれいなべべも着られへんようなら、もうつまらんさかいに死のかいなちゅうて」「うん、それから」「そしたらお母ちゃんの頭の中で、妙見はんの太鼓が鳴りだしたんやと。死んだらあかん死んだらあかんて」小春は三吉が火鉢に捨てた横に王将の駒を見つけて祈った。かくして、刻苦精励の末八年後、大正二年六月南禪寺に於いて八段名人と対局する。三日目、二五銀と指して名人に勝った坂田七段は写真撮影を小春として勝利に酔っていたところへ、成長した娘玉江が座り「立派、お父ちゃんあれ本当に立派な勝ちやと。あれ、お父ちゃん苦し紛れにヤマカンで指した手と違うか」子供に見破られた坂田は妙見はんの団扇太鼓を懸命に打ち鳴らす。大正十年11戰7勝。名人を破り周囲は関西に初の名人を持ってくるか坂田に聞く。将棋盤をじっくり覗いていた三吉は「王将は2つあるが勝ち残るのはひとつや、それが名人じゃ。名人は1人じゃあ」坂田は名人に会いに行き自分の編んだ草履を手渡し礼を言う。そこへ病気で死の床にある小春からの電話で「小春、死んだらあかんで南妙法蓮華経南妙法蓮華経」事切れた小春は手に王将の駒を握っていた。ラスト、天王寺の長屋で通天閣のネオンの前に蒸気機関車が煙を上げて走っていった。伊藤大輔監督。明治の末期、大阪に住む坂田三吉は将棋に熱中、妻の小春は苦労するばかり。伊藤大輔の語り口がいい。
2015年7月31日に日本でレビュー済み
伊藤大輔監督繋がりで久し振りにこの映画を拝見した。とにかく阪妻に尽きると言って良い。この映画の成功は彼の魅力に負う処が大きい。実際に坂田三吉を見た事はないが、本人もこんな感じではないかと思わせる位に違和感が無い。その浪花節的生き方を体現させたような存在感が見事である。『無法松の一生』と比べても何ら遜色ない程素晴らしく、その自然な振る舞いは演技には見えない。世情や学問には疎いが子供のような純真な心を持ったまま大人になったような素顔が垣間見れる言動に惹かれる。今はこんな俳優いないなぁ。皆型に嵌ったような演技ばかりでウンザリする。
昔観た時は関根名人の祝賀会に駆け付けた三吉が差し出した草履を見た瞬間無性に泣けた。それ程阪妻の人情味溢れる演技に感情移入していた。だが今回は結構冷静に観た。この後に続く妻危篤の場面と併せて観ると、その演出にいささかのあざとさを感じ取った。しかし感動が損なわれる事は無く、これは許容範囲だと受け止めた。その代わり今回は別な場面で感銘を受けた。それは彼を支える妻の存在に目が行くようになったのだ。
娘と心中するはずが気が変わり戻った際、好きな将棋に専念するように懇願し、自分が代わりに罰を受ける覚悟で三吉を納得させる場面に女房としての健気さと男気のような心意気を感じて、その慈愛に満ちた表情に感動した。要は中途半端だからダメなのだ。そんな形で将棋を差すから仕事もお座なりになる。それでは稀有な才能が活かせない。そう判断した彼女の懐の深さと律するような愛情に感服する。或る意味退路を断つ決意で本人に自覚を促す。こんな配慮ができる女房だからこそ三吉はその才能に磨きを掛ける事ができた。
結果的に彼女は宿敵となる関根名人に対戦成績でも上回るような実力者へと育てる事に繋がり、三吉もそれに相応しい人間へと成長してゆく。やがて臨終となって死を迎える場面で自分の役割を全うした満足げな表情で眠るように来世へと導かれる。電話口で三吉は妻の支えを失う寂しさと不安を嘆くが監督はその補足を考えている。娘の玉江は三吉に毅然として意見する程のしっかり者として描いている。それは観る側に将来的な不安を払拭させるような方向性で最初から玉江を捉えている。家族の役割分担を考慮したような演出なのだ。

【雑感】
時代劇の巨匠として知られた伊藤大輔は戦後に入るとGHQの規制により得意とする時代劇を作る事ができなくなり、長らくスランプに喘いでいたがこの映画で復活したと言われている。それは坂東妻三郎という傑出した俳優の存在が何よりも大きい。その人間的魅力に触発され再び彼を起用しての続編を作ろうとしたが阪妻急逝によりその願いは叶わなかった。
戦後は時代劇の撮影環境が悪化し製作体制の問題もあって、次第に他の監督に脚本提供する事が多くなり自身の監督作品は減ってゆく。だがそれ以上に阪妻のような創作意欲を掻き立てるような俳優が居なくなってしまったのが原因かも知れない。
晩年は忘れ去られた巨匠のような印象を受けるのが寂しいが、彼の真骨頂は戦前の時代劇にある。だがその大半のフィルムは殆ど存在しない。当時の映画製作者に保存概念など無かった事の証明になるが、改めてその杜撰な管理には呆れるが、その中にあって唯一観る事ができたのが1927年の『忠次旅日記』である。90分の不完全版ではあるが、これは一生忘れる事ができない。個人的には日本映画史上ベスト1だと思っている。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月19日に日本でレビュー済み
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板妻は昔のVHSで借りた王将、無法松の一生が思い出に残っており、迫力満点の傑作と思われます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年4月30日に日本でレビュー済み
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大部分はフィクションだ。大正2年に坂田と関根が対局したのは南禅寺ではなく東京においてだし「世紀の奇手」と呼ばれた5二銀も現実には9四銀だ。
けれど、そのあたりは将棋を指せないわたしにはさしたる問題ではなく、大切なのはそのあとの祝勝会で坂田の娘が延々と言い立てをする場面の方である。

「お父ちゃん、あの銀な。報道の人やお弟子さんたちは奇跡の一手と騒いでるけど、わてに言わせたら今日はお父ちゃんの完全な負け番や。けどお父ちゃん、あの銀、投了するのが厭さに苦しまぎれの出鱈目を打ったのと違うか。大事な局面であんな手指されて関根はんはわけがわらんようになって自分の将棋を指せんようになってしもたんや。今日の関根はんを負かしたのはお父ちゃんやない。関根はん本人や。今日はそれでええのかもしれん。けどお父ちゃん、明日もあさっても滅茶手を打って勝負だけ勝って将棋は負け将棋で、そうして儂は将棋は汚いが奇襲や滅茶手にかけては日本一の名人だと言うんか。日本一の名人というのはそういう将棋を指す人のことなんか」

ここには感動させられた。あと、付け添えておくと関根金次郎という人物だが、報道の出来レース記事のせいで「憎むべき上流階級」というレッテルを貼られている。黒の紋付きに少し明るい袴、卸したての足袋を履いて対面にぎちっと正座をして「今回の手合わせもよしなに」と言うと(なんかこの人、中島誠之助に似てると思うのはわたしだけか)、座敷の隅の若いもんが肘突き合って「チョッ、スカしてやがる」「なんでも華族の生まれだそうだぜ」なんて流れになってくる。しかし残念ながら関根名人も貧乏な生まれで、小学校にも行っていない。エピソードでは関根と坂田は大一番の前日の夕方に縁台で賭け将棋をしていたそうで、今なら資格剥奪だろうが、あのふたりならね、と笑って済まされる雰囲気がある。

後記.高校まで混同していたが
「王将」という曲がある。「吹けば飛ぶよな将棋の駒に」ではじまる。これに対して「浪花しぐれ」と「浪花恋しぐれ」という曲があって、どちらも桂春団治の歌である。後者の「恋しぐれ」の途中に「なんやその辛気くさい顔は。酒や酒や、酒買うてこーい」という一節があるので「坂田三吉の歌かな」と思っていました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月6日に日本でレビュー済み
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さすが阪妻、坂田三吉は阪妻にしか演じられない。面白かった。一気に見た。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年12月4日に日本でレビュー済み
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映画の冒頭、
三吉(阪妻)が将棋大会会場へ楽しそうにイソイソと
帽子と羽織を着て、向います。
それから会場で、対戦相手に向かって畳に額が付く位に深々と、
そして 信じられないくらい長々とお辞儀をします。

さぁ、阪妻ワールドの始まりです。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年4月3日に日本でレビュー済み
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阪妻の名作です。息子たちとは違い泥臭さがとてもよいと思います。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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